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 親が漁師をやっていた事もあって、子供の頃から船に乗ることは当たり前って感じがしていました。
もちろん漁に連れて行かれたこともあったし、だから大きくなったら自分も同じ道を歩むんだなというのは、何となく子供心に感じていたと思います。
高校に入って将来どうするかという段階になった時、進学するほど頭も良くなく勉強する意欲もありませんでしたし、また自分がどうしたもやってみたいとか勉強してみたいと言うような気持ちもなかったので大学や専門学校といった気持ちを持つことができませんでした。
かと言って普通のサラリーマンをやるという事も思いつかずに、本当に自然と漁師になるという道に進んでいく事になりました。
淡路の岩屋で生活をしていますから、そのままイカナゴ漁を生業とすることになっていったんです。
漁師の仕事だから、決して楽だというわけではありません。
だけど自分にはとてもこの仕事は当たり前のようなものに感じられていたし、暗い時間から海に出て行くと言うのも当たり前の事だと思えていたので仕事自体は辛くはありませんでした。
この仕事は昼間には終わってしまうので、その後の過ごし方の方が困るようになってしまったのです。
高校の時だったら友達と一緒に遊びに出かけたり、ゲームやったりなんて事もできたんだけど、友達たちは進学したり就職をしたりして時間がありません。
自然と自分1人で何とかしなければならなくなってしまいました。
だけど近所で遊ぶところなどもなく、結局のところ自宅でゴロゴロと過ごすなんてパターンになってしまったんです。
この時間が仕事以上に辛い、なにか面白いことはないか?この時間を潰す方法はないか?で何時だって考えるようになってしまっていたんです。
他の漁師はどうやって仕事の後の時間を過ごしているのか?
これは物凄く気になることでした。
特に年齢が近いい漁師はどうやって昼間を楽しんでいるのだろう?っと考えるようになったのです。